心が洗われるような癒しの風景画
大濠公園 日本庭園Ⅱを描いた水彩画58作目
大濠公園 日本庭園Ⅱ 水彩画58作目
— 水と石が語る、もうひとつの静寂 —
水彩画58作目は、福岡市中央区にある
大濠公園 日本庭園の風景を描いた2作目となります。
前回の57作目では、水面の映り込みと構図の安定感をテーマにしましたが、
本作品ではさらに一歩踏み込み、
「水の透明感」と「石の存在感」
この二つを主役として描いています。
作品について
- 作品名:大濠公園 日本庭園Ⅱ
- 制作番号:水彩画58作目
- サイズ:F10(530×455mm)
- 技法:水彩(※透明水彩ではありません)
今回の構図は、池により近づいた視点から描いており、
前景に配置した石が画面全体の安定感を支えています。
水面にはわずかな揺らぎを加え、
完全な鏡ではない、「生きている水」を表現しました。

大濠公園日本庭園の魅力(再発見)
この庭園は、都市公園の中にありながら、
一歩足を踏み入れると別世界に入ったかのような静寂が広がります。
設計を手掛けたのは、
中根金作 氏。
代表作である
足立美術館庭園 と同様に、
「どこを切り取っても絵になる」
という思想が、この庭園にも息づいています。
石組みがつくる庭園の骨格
日本庭園において、石は単なる装飾ではなく、
空間の骨格を決定づける重要な要素です。
本作品では、
- 手前に配置された大きな石
- 池の縁を形作る石列
- 奥へと続く自然石の連なり
これらを丁寧に描き分けることで、
庭園全体の立体感とリズムを表現しています。
特に手前の石は、
画面の「重心」として機能し、
視線を自然と中央へ導く役割を担っています。
水の表現|透明感と揺らぎ
今回の最大のテーマは「水」です。
水面の色は一色ではなく、
- 空の色
- 木々の緑
- 石の影
が複雑に混ざり合っています。
さらに、わずかな波紋を加えることで、
静止ではなく、時間が流れている空間を表現しました。
冬の庭園が持つ構造美
2020年12月初旬に訪れたこの庭園は、
紅葉の終わりと常緑樹の緑が共存する時期でした。
花の少ない季節だからこそ、
- 石の配置
- 地形の起伏
- 水の流れ
といった、庭園本来の設計美が際立ちます。
これは、
写真では気づきにくい部分ですが、
実際にその場に立つことで感じ取れる魅力です。
着物撮影と庭園の相性
この庭園では、
着物姿での撮影をされている方をよく見かけます。
理由は明確で、
- 石橋や飛び石
- 池と背景の奥行き
- 和の空間としての完成度
が非常に高く、
どの角度からでも絵になるためです。
本作品も、
そのような「写真映えする構図」を意識して描いています。

なぜこの庭園は“穴場”なのか
個人的にも強く感じる点ですが、
この庭園はその完成度に比べて知名度が高くありません。
理由としては、
- 大濠公園の広さに埋もれている
- 有料施設である
- 桜やイベント性が少ない
などが考えられます。
しかし、
それこそがこの庭園の価値でもあります。
静かに、ゆっくりと風景を味わえる場所
それが、大濠公園日本庭園です。
映像で見る庭園の魅力
庭園の全体像や歩き方を知るには、
映像も非常に参考になります。
【日本庭園案内 / Japanese Garden Guide】
https://www.youtube.com/watch?v=MMqtqdH7CI4&t=1s
実際の空間の広がりや、
視点の移動による景色の変化を感じることができます。
57作目との違い
今回の58作目は、
前回の57作目と対になる作品です。
57作目:全体構図と映り込み
58作目:水と石の近景表現
👉大濠公園 日本庭園の魅力|福岡の隠れた名所を描く水彩画57作目(F10) – 松藏七代 生活お役立ち部屋&趣味の部屋
まとめ
水彩画58作目は、
大濠公園日本庭園の「水と石」に焦点を当てた作品です。
派手さではなく、
静けさと構造の美。
その魅力を感じていただければ幸いです。
■ 次回予告
水彩画59作目:大濠公園 日本庭園Ⅲ(F10)
次回は、同庭園の別視点を描いた作品をお届けします。
下記は前回アップした水彩画のリンクとなります
大濠公園 日本庭園の魅力|福岡の隠れた名所を描く水彩画57作目(F10) – 松藏七代 生活お役立ち部屋&趣味の部屋
▼水彩画作品一覧はこちらになります
水彩画風景作品集|心が洗われる癒しの水彩画100選【日本の風景中心】 – 松藏七代 生活お役立ち部屋&趣味の部屋

