心が洗われるような癒しの風景画
福岡城跡・多聞櫓と桜を描いた水彩画45作目
福岡城跡 桜の風景 水彩画45作目
— 多聞櫓の下に咲く、時を重ねた桜 —
水彩画45作目は、福岡市中央区・舞鶴公園に広がる福岡城跡の春景色を題材とした作品です。
描いたのは、本丸から少し離れた南丸(二の丸南郭)に現存する、国指定重要文化財「多聞櫓」の足元に佇む、年輪を重ねた桜の木です。
この桜は、華やかさで人目を引く広場の桜とは異なり、
静かに、しかし確かな存在感で季節の移ろいを伝えてくれる桜です。

作品について|水彩画45作目
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作品名:福岡城跡 桜の風景
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制作番号:水彩画45作目
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サイズ:F10(530×455mm)
F10というサイズは、
「風景の広がり」と「細部の表情」を同時に描ける絶妙な大きさです。
石垣の質感、櫓の重厚さ、
そして柔らかく光を透かす桜の花
それぞれの対比を、水彩ならではのにじみと余白で表現しました。
舞鶴公園・福岡城跡という場所
福岡城跡は、江戸時代初期に築城された黒田長政公の居城跡です。
現在は舞鶴公園として整備され、市民の憩いの場であると同時に、
福岡を代表する桜の名所としても知られています。
春になると、
ソメイヨシノを中心に約1,000本の桜が咲き誇り、
昼は穏やかな散策、夜はライトアップされた幻想的な風景が楽しめます。
国指定重要文化財「多聞櫓」とは
多聞櫓は、福岡城に47あった櫓のうち、唯一現地に現存する建物です。
江戸時代から現在の場所を保ち続けている、極めて貴重な文化財です。
構造は、
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南西角に位置する二重二階建の隅櫓
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全長約54メートルにも及ぶ西平櫓
から成り、
石垣の上にどっしりと構えた姿は、
城郭建築ならではの力強さと美しさを併せ持っています。
多聞櫓の内部構造と歴史的価値
一般的な多聞櫓は内部が一続きの空間であることが多いのですが、
この福岡城の多聞櫓は16の独立した小部屋に分かれています。
中には、
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城外を見渡す窓のない部屋
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石落しのみが設けられた部屋
もあり、
防御拠点としての役割が色濃く残されています。
現在の多聞櫓は、
昭和47年から約2年半をかけて解体・復元されたもので、
江戸時代の姿を忠実に伝えています。
尚、内部の特別公開が毎年に2回(春、秋)開催されています。下記は昨年分ですが今年も開催されると思います。
令和7年 国指定重要文化財多聞櫓 春の特別公開
2025年催し事福岡城の日々 2025年04月13日(日)
https://fukuokajyo.com/24414/
桜と多聞櫓が織りなす、静かな春
多聞櫓前の広場の桜も見事ですが、
今回描いたのは、さらに年期を感じさせる一本桜です。
この桜は、
菖蒲園の上に位置し、
場所によっては車道からも多聞櫓と共に眺めることができます。
人通りの少ない時間帯、
風に揺れる桜と、
微動だにしない櫓。
その対比が生み出す静寂の美に、
筆を持つ手が自然と止まる瞬間がありました。
水彩画で描く「時間の重なり」
水彩画は、
一瞬の光や空気感を捉えるのに適した画材です。
しかし今回の作品では、
「一瞬」だけでなく、
何百年という時間の積み重ねをどう表現するかが課題でした。
桜は毎年咲き、
櫓は黙して立ち続ける。
その関係性を、
色数を抑えた構成と、
余白を活かした画面づくりで表現しています。
映像で感じる福岡城|YouTube紹介
この風景をより深く知るために、
NHK放送用として制作された映像をご紹介します。
Forrest 日本の城
1995年 福岡城(福岡県福岡市)放送用作品

映像で見ることで、
城の全体構造や立地が理解しやすくなり、
水彩画と重ねて鑑賞すると、
より深い味わいを感じていただけると思います。
旅・観光としての福岡城跡
福岡城跡は、
観光地でありながら、
日常の延長にある「静かな場所」でもあります。
観光で訪れた方も、
地元の方も、
桜の季節にはぜひ多聞櫓周辺まで足を延ばしてみてください。
人混みから少し離れた場所に、
心が整う風景が待っています。
まとめ|描き続ける理由
水彩画45作目は、
単なる「桜の風景」ではなく、
時間・歴史・静けさを描いた一枚です。
これからも、
心が洗われるような風景を、
一作一作、丁寧に描き続けていきたいと思います。
■ 次回予告
水彩画46作目:銀座4丁目 時計台(F10)
次回は、都会の時間を象徴する風景をお届けします。
どうぞお楽しみに。
下記は前回アップした水彩画のリンクとなります
NHK福岡放送センターの桜を描く|水彩画44作目・舞鶴公園春景色 – 松藏七代 生活お役立ち部屋&趣味の部屋


